パチスロにはパチンコにはない有利区間というものが存在します。
有利区間について知っているかどうかで、立ち回りや勝率に大きく影響を与えるほど重要です。
ゆえに有利区間についての知識を持っていると、有効な立ち回りが可能となります。
また、機種によっては有利区間が切れると恩恵がある場合もあります。
この機会に有利区間について知っておくとよいでしょう。
今回はパチスロの有利区間についていろいろと解説していきます。
興味が湧いた人は最後までお読みいただけると幸いです。
パチスロの有利区間とは
![知って得するパチスロの有利区間の基礎から有利区間切れについて幅広く解説](https://www.kasamashiko.jp/wp-content/uploads/2025/01/image-1.png)
”有利区間とは、スロット機に搭載されている「プレイヤーに有利な状態」のことです。有利区間内では、ART、ATなどの抽選を行っており、有利区間が切れるまで当たりを続けることができます。”
有利区間が初めて登場したのが5.9号機の頃です。
実質的に打ち手側には不利な規制で有利区間は1500ゲームと短く、”5.9号機のAT・ARTの1Gあたりの平均純増枚数は約2.0枚が限界。”
今とは違い、”一撃最大3000枚(2枚×1500G)までで、超えそうな場合は強制終了”ということがありました。
人によっては、ATまたはART中にもかかわらず、強制的に突然通常画面に戻ってしまうという悲劇に見舞われた人もいたようです。
パチスロの有利区間において、メーカーや業界による要望やコロナ禍の影響もあって何度か内規による見直しや変更が加えられ、現在に至ります。
機種タイプで異なる有利区間の特徴
![](https://www.kasamashiko.jp/wp-content/uploads/2025/01/image-2.png)
”有利区間が終了するタイミングについて説明していきましょう。すでに紹介してきましたが、そのタイミングは様々です。”
では機種タイプ別ではどうなのかそれぞれ紹介していきます。
Aタイプ
”有利区間は、ジャグラーなどのAタイプ機(ノーマル機)には存在しません。リアルボーナスしかないAタイプ機では、ARTやAT、疑似ボーナスといった抽選が必要ないためです。”
イメージが湧かない人はこのように考えてみてはいかがでしょうか。
毎回ボーナス終了後に有利区間が切れているような感じで、Aタイプの場合は有利区間が切れても恩恵は特にない、と考えれば納得できるかもしれません。
パチスロ6.5号機
”6.5号機では、有利区間が最大で4,000ゲーム、最大獲得枚数が差枚2,400枚に変更されています。”
これまでの規定にはなかった差益獲得枚数とは、例えば朝イチに2万円投資して、およそ1,000枚台に飲まれたとします。
仮にATなどで出玉が爆発した場合、6.4号機までの規定なら単に2,400枚獲得すれば有利区間切れとなり、エンディングという強制終了となりましたが、差益獲得枚数なので投資したおよそ1,000枚分も回収して3,400枚獲得したらエンディングという形になったのです。
そのため、打ち手側からすると投資分を損をしない仕様変更となったので、朝イチから打つ人も増えることでしょう。
ちなみに今後導入予定の6.6号機は差益獲得枚数の変更はありませんが、有利区間が最大で6.000ゲームに変更されます。
スマスロ
スマスロは有利区間のゲーム数上限はありません。
そのため、有利区間を切るための条件は主に差益獲得枚数2,400枚となります。
また、累計で19,000枚獲得(据え置きしないと仮定)すればコンプリート機能が作動して、その日の遊戯は終了します。
ただ、下記で紹介しますが、スマスロの機種によっては謎のタイミングで有利区間が切れていることがあるため、現実的には差益獲得枚数2,400枚以外にも有利区間を切る条件は設定されているようです。
有利区間ランプと有利区間が切れるタイミングについて
パチスロにおいて有利区間ランプはどこになるのでしょうか。
また、有利区間が切れるタイミングはどこなのかそれぞれ紹介していきます。
有利区間ランプとは
有利区間ランプは6号機の初期に見かけることが多かった、リセットの有無を判別するためのランプです。
例えばサミー系の機種であれば、ドット部分が有利区間ランプとなっています。
朝イチから打つ場合、そのランプが消灯しているのを確認できればリセット確定です。(設定変更している)
ただ、機種によっては有利区間ランプの消灯でリセットが確認できないこともあります。
しかしながら、6.4号機以降の機種だと、有利区間ランプの告知義務が撤廃されたこともあり、有利区間ランプそのものがない機種が多く登場しているため、実質的に有利区間ランプは意味を成さない存在になりつつあります。
有利区間が切れるタイミングについて
有利区間が切れるタイミングは上記で紹介した”有利区間が最大で4,000ゲーム、または最大獲得枚数が差枚2,400枚”を満たすと切れます。
6.5号機の場合、有利区間4,000ゲーム消化で有利区間を切るのは至難の業で、ARTタイプなら可能性はありますが、純増枚数が大きいATタイプなら事実上不可能です。
なぜなら4,000ゲーム消化する前に差益獲得枚数2400枚の条件を満たしてしまうためです。
ただ、有利区間が切れるタイミングは機種によって別枠で設けられている場合があります。
例えばスマスロモンキーターン5ではグランドスラム達成後に移行するエンディングで有利区間が切れ、「青島VS波多野」という上位CZに移行します。
そのため、機種によっては有利区間が切れる条件が追加されていることがあるため、立ち回る際は注意が必要です。
知っているのは開発メーカーだけ!?有利区間が切れる謎のタイミング
機種によっては有利区間が切れるタイミングを別枠で設けていることもありますが、中には実践でしか判別できない謎のタイミングで有利区間が切れることもあります。
真相は開発したメーカーしか知り得ませんが、謎のタイミングについて少し掘り下げてみました。
据え置きではなく差益枚数が2400枚を大きく超えているのにエンディングが発生しない
朝イチから打っていて、ATに突入して差益獲得枚数が2400枚を超えてエンディングが発生すると思いきや、発生しないパターンがあります。
差益獲得枚数が2400枚より数千枚大きく超えているので据え置きも否定している状況です。
この場合、考えられるのが上位ATに突入するタイミングで有利区間が切れていることです。
真相は不明ですが、スマスロの革命機ヴァルヴレイヴの上位ATではどこかの段階で有利区間が切れているため、上位ATを数百ゲーム消化してもエンディングが発生しないという報告がSNS上で散見されます。
つまり、はっきりとはわからないタイミングで有利区間が切れていると言わざるを得ないでしょう。
有利区間が切れるタイミングでないのになぜか切れた
有利区間が切れるタイミングはスマスロの場合、事実上差益獲得枚数2,400枚が基本です。
ただ、機種によっては差益獲得枚数2,400枚を達成する前に有利区間が切れることがあります。
先ほど紹介したモンキーターン5の例だと、差益獲得枚数2,400枚以外で有利区間が切れるタイミングは明確なのですが、それ以外だと1回のATで一撃1,000枚獲得して有利区間が切れるとか、ATが継続率型のループ式で一定回数継続すると有利区間が切れるなどがあります。
スマスロの場合、下記で紹介しますが、機種によっては有利区間が切れると恩恵が大きいです。
いずれも詳細は開発メーカーしか知り得ないため、解析する側は何度も実践を行ってデータを収集して内容を公表することで、打ち手側がその情報を確認してSNSで共有して意見を出し合うといったことが現状です。
有利区間が切れそうなタイミングで打つと勝てる?
![](https://www.kasamashiko.jp/wp-content/uploads/2025/01/image-3.png)
上記で紹介してきましたが、有利区間を切るためには6.5号機も含め実質的に差益獲得枚数2,400枚を獲得する必要があります。
スランプグラフを確認することで、出玉状況を把握できるため、そのうえで有利区間が切れそうなタイミングで打つと勝てるのかどうか解説します。
差益獲得枚数2,400枚まであと数百枚から打つ
あくまで据え置きの状態を否定したうえですが、有利区間を切るまであと数百枚だった場合、早い段階でATに突入して数百枚獲得すれば理論上は有利区間が切れます。
有利区間が切れれば、上位ATに直行するか上位ATを賭けたCZに突入するため、大チャンスです。
もしわずかな投資で有利区間を切ったうえで、上位ATへ突入できれば、実質的に大勝利につながります。
ただ、投資が思ったよりかさんでしまい、ATへ突入してもほんの数十枚しか取れなかったら失敗に終わります。
有利区間が切れるタイミングで狙うということは、ちょっとしたリスクもありますが、据え置きの有無を判別しづらい朝イチから打つよりは多少勝率が上がるかもしれません。
据え置きだったら狙いは失敗
差益獲得枚数2,400枚まであと数百枚であることはスランプグラフを見てわかって打ったとしても、それが据え置き台だったら狙いは失敗です。
よくあるのが、前日凹んでいる台、すなわちマイナス4,000枚で低設定だったとすれば、当日に投資1,000円で仮に2,500枚出したとしても、有利区間を切る差益獲得枚数2,400枚にはならないため、有利区間を切る恩恵は受けられないのです。
つまり、低設定でたまたま勝利したということに尽きます。
スマスロ限定!有利区間が切れると恩恵のある2大機種
パチスロ6.5号機よりもスマスロの方が有利区間が切れた時の恩恵は大きいです。
特に下記で紹介する2つの機種について、有利区間が切れた時の恩恵について重点的に紹介します。(気になる人は基本情報を個別にご覧ください)
L ToLOVEるダークネス
![](https://www.kasamashiko.jp/wp-content/uploads/2025/01/image-4.png)
有利区間を切るともぐもぐたい焼きタイムという準備ゾーンに突入します。
もぐもぐたい焼きタイム中にアイテムを獲得する抽選が行われ、もぐもぐたい焼きタイム終了後は必ずとらぶるボーナスに移行します。
しかも、もぐもぐたい焼きタイム終了後は上位ボーナスしか選ばれず、1回の獲得期待値は500枚以上なので、有利区間を切断すれば実質的に最低でも500枚は確約されるのです。
また、有利区間は差益獲得枚数2,400枚を満たさなくても切れることがあり、ある意味獲得枚数の敷居が低いかもしれません。
L 犬夜叉2
![](https://www.kasamashiko.jp/wp-content/uploads/2025/01/image-5.png)
有利区間を切るとボーナスゲットゾーンに突入します。
ボーナスゲットゾーン中は必ず1つはボーナスをゲットし、しかもすべてBIG以上なので、仮に1つだったとしても100枚はもらえます。
しかも、奈落決戦という上位ATへ突入し、再度ボーナスゲットゾーンに当選するループ率が約82%と言われているため、状況次第では万枚の可能性はゼロではありません。
差益獲得枚数2,400枚で有利区間が切れるタイミングで打つと、下位ATを少し打つだけで有利区間が切れて、エンディング消化後にボーナスゲットゾーンに移行するため、狙い目としては十分です。
まとめ
今回はパチスロの有利区間や有利区間が切れるタイミングについて広く解説してきました。
有利区間が初めて導入されたときは打ち手側にとってとても不利な規制でした。
特に6号機の初期の頃だと、有利区間が切れて突然通常画面に切り替わるといったことが起こり得たぐらい打ち手側が怒るほど、有利区間のせいで一撃万枚は不可能と言わざるを得ない状況だったのです。
コロナ禍もあって、有利区間に対する規制が緩和され、スマスロが普及し始めてからは、有利区間が切れるところを狙い目として打てるようになったので、現在と有利区間が導入された当初と比べると、有利区間に対する印象は天と地ほどの差があると言えるでしょう。